円滑な学習をサポートするにはセキュリティ管理が必要

円滑な学習をサポートするにはセキュリティ管理が必要


教育現場に導入されたタブレットは、円滑な学習をサポートする役目を担っています。そのためには、セキュリティ管理を万全にして生徒が学習に関係のないことに気を取られないようにすることも大切です。円滑な学習サポートのために、タブレットにどのようなセキュリティが必要なのでしょうか。

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■学習に関係のない用途を遠ざける

効果的な学習をするためには、限られた時間内に集中して学習に取り組む必要があります。その際にタブレットは便利な学習ツールとして活用できますが、注意点があります。代表的なのは、学習以外のツールとしても使用できる点です。タブレットは、学習に関係のないゲームや動画、インターネットに利用できます。無制限にこれらの利用を許していると、好奇心旺盛な年頃の生徒は学習より他の用途に夢中になってしまうでしょう。学習に集中するためには、他の用途には使用できないという制限が不可欠なのです。
明らかに生徒の学習に不要かつ不適切なサイトとしては、アダルトサイトや出会い系も顕著です。これらのサイトは、遊びに夢中になってしまうより悪質です。場合によっては事件に発展するリスクもあり、生徒の安全を確保するためにも遠ざける必要があります。カテゴリー指定をかけることで、フィルタリングをおこなうセキュリティ対策が有効です。



■悪意のある侵入を防ぐ

アダルトサイトや出会い系サイトを代表とする生徒には不適切なサイト、個人情報を得ようとする侵入者なども防ぐ必要があります。インターネットを介したリスクが社会問題となり、ニュースでも周知されていますが、生徒のなかにはこうしたリスクに疎く、自分が被害に遭わないと思い込んでいるケースもあります。インターネットに接続している以上、侵入者や不適切なサイトへの勧誘のリスクがあります。侵入者を防いで、甘い誘いに乗らないようにしてあげることが重要です。



■学習状況の見守り

生徒の学習が効果的に進んでいるかは、逐一確認していく必要があります。タブレットは情報共有しやすいのがメリットですが、せっかくの機能は学習効果に結び付けたほうがよいでしょう。そのためには、学習状況の見守りをタブレットでおこなう方法があります。生徒が不適切なサイトにアクセスしないように利用制限するのも効果的ですが、それだけで学習に集中できるとは限りません。また、タブレットを配布しておきながら思うように使用できないということで、生徒のやる気を削いでしまう可能性もあります。生徒の自主性に期待して学習に集中してもらうには、活用状況を見守って適宜アドバイスをするのがよいでしょう。

情報モラルや情報リテラシーについて、生徒に理解させることも必要です。理解の習熟度に応じて、段階的に教育をおこなうのが適切です。むやみに制限したり執拗に見守りをしたりするだけでは、生徒はむしろタブレットの利用を拒絶してしまうかもしれません。タブレットを使って学習すると、効率的に学習の習熟度がアップするという方向へと導いてあげるようにしましょう。

生徒がタブレットで円滑な学習を進められるように見守ってあげると、生徒の学習への意欲や興味のあることなどに敏感になれます。監視したり監視されたりというネガティブな考えになりがちなセキュリティ管理ですが、見守りケアという考え方でタブレットを活用すれば、生徒と教育者の関係も良好になっていきます。



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