注意点をしっかりおさえよう!病院にタブレットを導入することのメリット・デメリット

注意点をしっかりおさえよう!病院にタブレットを導入することのメリット・デメリット


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医療現場が電子化されて久しいものの、いまだにノートパソコンのみを使用して対応している病院も少なくありません。
しかし、病院にこそ導入をおすすめしたいのがタブレット端末です。
とはいえ、タブレットを導入したいと思っても、どのように活用できるのかについてはよくわからない、という方も多いのではないでしょうか。
病院でタブレットを使うメリット・デメリットにはどのようなものがあるのか、活用方法や具体事例なども参考にしたいところです。
この記事では、病院にタブレットを導入することのメリットとデメリットについてわかりやすく解説しています。
導入時の注意点や活用方法、活用シーンの具体例などについてもご紹介していますので、病院へのタブレット導入を検討する際の参考としてお役立てください。


目次

  1. 病院内でありがちな困りごと
  2. 病院でタブレットを使うメリット
  3. 病院でタブレットを導入するデメリット
  4. 病院内タブレット導入の活用シーンを紹介!
  5. 病院へタブレットを導入する際の注意点
  6. まとめ


病院内でありがちな困りごと

タブレットを導入していない病院において、よく聞かれることの多い困りごとには、どのようなものが挙げられるでしょうか。
以下にいくつかピックアップしてみましょう。

【入院患者様ごとのデータをチェックしにくい】
外来の診察時はノートパソコンで対応できても、入院時の回診で「どのくらいよくなっていますか」 「前回よりは回復しているのでしょうか」といった患者様からの質問に対して、その場でデータのチェックができずに困ってしまうケースもあります。
点滴や各種処置をする際にも、カルテの内容と照合できれば、ミスやトラブルを回避しやすいでしょう。
タブレットで検査結果や電子カルテのデータが確認できれば、より正確な情報を伝えたり、適切な処置をとったりすることが可能です。

【ペーパーレス化が進まない】
消耗品や薬品の保管庫で数量の管理に紙を使用していると、在庫をチェックしたい場合に何度も管理表がある場所まで足を運ばなければなりません。
各種マニュアルを紙で保管、ファイリングしても収納場所が確保できず、肝心な時に探し出せないなど、 ペーパーレス化が進まないことで業務の手間が大きくなっている場合もあります。
マニュアルや管理表などをタブレットで入力して内容をパソコンで共有できれば、 紙の情報をデータ入力する二度手間を減らし、離れた場所からでもリアルタイムに保管状況をチェックすることができるでしょう。

【問診の待ち時間が長い】
外来受診の際に、初診時の問診票記入やデータの転記などに時間がかかり、患者様を長く待たせてしまうケースも少なくありません。
問診票の記入にタブレットを導入することで、記入や転記の手間を省略することができます。
タブレット上で動画を表示させて待ち時間の間に閲覧してもらう、といった方法でも、待ち時間の長さによる患者様のストレス軽減に役立ちます。
このように、病院でありがちな困りごとについては、タブレットの導入によって解決できることも多いのです。 病院でタブレットを使うメリットとデメリットについて、以下で更に詳しく見ていきましょう。



病院でタブレットを使うメリット

病院にタブレット端末を導入することは数多くのメリットがあります。その一例をご紹介します。

【情報共有がスムーズ】
入院患者様の情報を、スタッフ全員で正確かつ迅速に情報共有することは、非常に重要です。
特に、規模の大きい病院ほど、多くの医師、看護師で情報をシェアするケースも増えます。
たとえば、日勤から夜勤のスタッフに引き継ぎを行う際にも、入院患者様にどのような薬を処方したのか正しく伝えることができないと、投薬ミスなどにつながる恐れがあります。
これまでパソコンで情報管理をしていた病院も多いかもしれませんが、タブレットを使うことで、より簡単に患者様の情報を共有することができます。

【持ち運びが便利】
看護師が病棟を巡回する際に、ノートパソコンをカートに乗せて巡回するようにしていた病院もあるのではないでしょうか。
ノートパソコンはカートの上段を占有するため、下段にある薬などを取り出すたびに腰をかがめ、腰痛になってしまう看護師もいるでしょう。
しかし、タブレットならばストラップで首から提げて、どこにでも持ち運ぶことができるため、大変便利です。
ストラップによる携帯方法をとらない場合でも、キーボード部分がないため開くスペースもとらずに使用することができます。
スマートフォンよりも少し大きなサイズ感のものから、小さなノートパソコンほどの大きさまで、複数のサイズから選択することも可能です。
用途に合ったサイズを選ぶことで、より活用しやすくなるでしょう。

【入院患者様にもメリットがある】
タブレットは、スタッフだけではなく入院患者様にもメリットがあります。
たとえば、最近ではテレビのように1人に1台タブレットを設置している病院も少なくありません。
入院患者様自身がタブレットで、診療方針や診療スケジュール、検査結果などをチェックできるようになっているのです。
また、エンターテイメント系のコンテンツを提供することもできますし、入院生活のストレス解消にも役立つでしょう。



病院でタブレットを導入するデメリット

以上のように、タブレットは病院経営に数多くのメリットをもたらしてくれます。 一方、デメリットも気になるところですが、解決策と共に確認していきましょう。

【経過観察が入力しにくい→キーボードの導入】
経過観察、看護記録など、どうしても長文になる内容は、確かにタッチペンだけの入力では限界があります。長文入力の不自由さを理由にタブレット導入を控えている病院もあるかもしれません。
しかし、最近ではキーボードを使えるタブレット端末も増えているので、あまり心配することはないでしょう。

【システムの導入が大変→シンプルなものもある】
タブレット導入のメリットとデメリットがわかったところで、実際に病院内へタブレットを導入した場合の活用シーンを見てみましょう。
イメージしやすいように具体事例としてご紹介していますので、参考にしてみてください。



病院内タブレット導入の活用シーンを紹介!

タブレット導入のメリットとデメリットがわかったところで、実際に病院内へタブレットを導入した場合の活用シーンを見てみましょう。
イメージしやすいように具体事例としてご紹介していますので、参考にしてみてください。

【受付シーンでの活用】
受付業務にタブレットを導入したケースです。
外来患者様の受付時、問診票をアンケート形式にして記入作業を短縮し、入力内容はパソコンで共有されるため転記の手間を省略したおかげで、待ち時間の短縮につながりました。
また、受付にクレードルでタブレットを常時設置し、待ち時間や待ち人数を表示する際にも活用することができました。
保険や気になる症状などのお知らせを動画で表示させることで注目されやすくなり、待ち時間中のストレス軽減にも役立っています。
タブレットのカメラ機能を使った保険証と紐づいたマイナンバーカードの読み取りやQRコード決済への対応など、 病院受付での業務は多様化しているため、今後もさまざまな活用方法が期待できます。

【診療シーンでの活用】
診察や回診などのシーンでタブレットを導入したケースです。治療方法や流れに関する説明をタブレットに表示させることで、 口頭の説明よりも患者様が容易に把握しやすい状況へと改善がすることができました。
CT撮影やレントゲンなどで撮影した画像も即座にタブレットで共有できるため、検査結果に関する理解も深めやすくなりました。
また、タブレットを活用することで遠隔地からの診療や在宅診療にも活用できています。

【院内業務におけるシーンでの活用】
在庫管理やファイリングなど、これまで紙にプリントして行っていた業務については、タブレットの導入によってペーパーレス化が推進可能となりました。
タブレットを携行することで、入院患者様のベッドサイドで電子カルテや保管庫のデータを確認できるため、より迅速な処置ができるようになり、チェックミスなどのトラブルも軽減しました。
紙ベースのファイリング業務や保管スペースの確保、情報の入力転記、マニュアルや管理表が置いてある場所へ確認のため移動する、 といった業務がなくなり、業務効率化や繁忙時間の負担軽減にも役立っています。



病院へタブレットを導入する際の注意点

病院へタブレットを導入する際の注意点についても見ていきましょう。

【必要な機能が搭載されているかを確認する】
病院内へタブレットを導入すれば、さまざまなシーンで活用することが可能です。
当初は受付業務でのみ導入の予定が、他の業務への活用もすぐに検討する流れとなる場合も少なくありません。
不特定多数の患者様が使用するケースでは、抗菌加工や耐落下、耐衝撃などの機能を備えたものが望ましいでしょう。
外部機器を接続して使用する機会が多い場合は、USBポートの確認も必要です。
導入するシーンに合わせて必要な機能が搭載されているかどうかについて、 よく確認してから検討することをおすすめします。


【アフターサポートや導入時にアドバイスがもらえる販売店から購入する】
病院へタブレットを導入した場合に、どのような活用方法があるかについては、診療に携わる当事者の方々であってもよくわからないケースは多いでしょう。
タブレットの販売店はタブレットに関する知識は持っていても、病院での活用方法には明るくない場合もあります。
タブレットの国内メーカーとして歴史があり、病院へのタブレット導入実績も豊富で、アフターサポートなどの体制も充実している販売店から購入するのがおすすめです。


オーディーエスでは、入院施設のある医院やクリニック、介護施設など、多数の医療施設へタブレット導入した実績があります。
タブレットの国内メーカーとしての歴史も長く、長年のコールセンター業務からアフターサポートも充実しており、多くのお客様より喜びの声をいただいています。
導入後のサポートはもちろん、導入を検討段階のお問い合わせやご提案、導入前のご不明点やご要望などにも丁寧に対応していますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。



まとめ
いかがでしたでしょうか。タブレットを病院で使用するにあたってはデメリットもありますが、それに勝るメリットの方がはるかに大きいと言えます。
特に病院では受付から診療時、カルテ作成時や保管倉庫内の管理業務まで、タブレットの活用シーンは多岐に渡ります。
どんな製品を何台導入すればよいか、必要な機能やおすすめのモデルなど、 相談に乗ってもらえる国内メーカーや販売店を利用して、これを機会にぜひ、導入を検討してみてはいかがでしょうか。








またはTEL.03-6804-6395(平日10:00~17:00)


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