タブレット端末により作業効率が向上する理由

タブレット端末により作業効率が向上する理由


タブレットを導入する工場が増えています。
タブレットの値段が下がっているのもその理由のひとつかもしれませんが、やはり、作業効率を大幅にアップさせることができるのが大きいといえます。 なぜ、タブレットで作業効率を上げることができるのか、その理由について考察します。

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■タブレットが作業効率をアップさせる理由

工場にタブレットを導入したことで、作業効率が上がったという企業は少なくありません。 いったいなぜこのようなことが起きるのでしょうか。

【製造マニュアルが閲覧しやすくなる】
紙の製造マニュアルは分厚いものがほとんどで、必要な情報に行き当たるまでに時間もかかりがちです。 しかし、タブレットならばどんなマニュアルでも1台に納めることができるのはもちろんのこと、検索機能で欲しい情報に素早くアクセスできます。 資料にあたる時間を大幅に短縮することができるでしょう。

【情報伝達・共有がスピーディー】
製造の現場では、日々更新される情報を各ラインがいかに素早く共有できるかも重要です。 タブレットならばスタッフ全員に情報を一斉送信できるので、情報が行き渡るまでの時間を短縮することもできます。 情報発信者が閲覧状況をチェックできるようにすれば、伝達ミスを防ぐこともできるでしょう。

【映像を活用できる】
タブレットに搭載されているカメラを使用すれば、必要に応じていついでも写真や動画による資料を作成することができます。 言葉だけではなかなか伝わらないことも、イメージで訴えかけることによってダイレクトに伝達できるようになるでしょう。 コミュニケーションにかかる時間を短縮して、作業効率をアップさせることが可能です。

■工場でタブレットを使用する際の注意点

以上のようにタブレットは製造の現場で大変役立つツールです。
しかし、導入にあたってはいくつか注意しなければいけないポイントもあります。

【防水・防塵に注意する】
工場内でタブレットを使う際には、防水・防塵タイプのものにするか、専用カバーをつけることをおすすめします。

【清潔に保つ】
食品製造工場などでは、タブレットの清潔にも注意したいところです。
少なくとも1日に1回は除菌シートなどで拭くようにしましょう。

【セキュリティを厳重に】
製造マニュアルの中には社外秘情報も多く含まれているものです。 アクセス制限を設けたり、万が一の不正流出を防止したりするためにもインターネットの接続制限などを設定しておくことをおすすめします。

【ショルダーストラップ等を併用する】
タブレットはどこへでも持ち運べる反面、うっかりどこかに置き忘れてしまうリスクも高くなっています。 工場内での置き忘れを防止するためには、タブレットにショルダーストラップなどをつけておくと良いでしょう。 両手も使えて作業の妨げにならないのは便利です。

【キーボードを併用する】
資料を参照したり、写真を撮影したりする分には指やスタイラスペンでの操作で十分でしょう。 さらに、タブレット用のBluetoothキーボードなどを併用すれば、業務日誌などの長文入力にも対応できます。




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【まとめ】
タブレットは工場の作業効率を大幅にアップできるツールです。
いくつかのポイントに注意しながら、ぜひ生産性向上のために役立ててみてはいかがでしょうか。

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