入院中の患者さんの情報共有はタブレットで

入院中の患者さんの情報共有はタブレットで


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入院患者さんの情報を正確に効率良く共有できるようにすることは、どの病院にとってもクリアしなくてはいけない課題です。
近年では、この情報共有のためにタブレットを活用する病院が増えています。
タブレットを利用するメリットなどについて見てみましょう。

目次

  1. 入院患者さんの情報共有の重要性
  2. タブレットを活用するメリット
■入院患者さんの情報共有の重要性

入院患者さんは複数の医師、看護師でケアしていくのが一般的です。
そのため、誰からも患者さんの状態がよくわかるような情報共有のためのシステムが必要になります。

たとえば、日勤のスタッフから夜勤のスタッフへ、日中の入院患者さんの様子がどうだったのか、どんな治療や看護をしたのか正確に伝わるようにしなければいけません。 また、どこまで薬を処方したのかきちんと引き継ぎをしなければ、投薬ミスも起きてしまうことでしょう。

1対1の治療や看護でさえ、備忘録としてのカルテは非常に大事です。
複数スタッフで行うとなれば情報共有はいっそう重要になります。
従来通り紙のカルテで実施する方法も確かにありますが、より人為的なミスを防げると期待されているのが電子カルテです。

これまで電子カルテはノートパソコンで運用しているところがほとんどでしたが、最近ではタブレットを使う病院が増えています。 タブレットによる入院患者さんの情報共有にはどのようなメリットがあるのでしょうか。


■タブレットを活用するメリット

病院で入院患者さんの情報をタブレットで共有するのは、次にあげるようなさまざまなメリットがあります。

【場所をとらない】
入院患者さんの巡回回診の際、看護師が持ち運ぶカートの上でノートパソコンは結構なスペースを専有していました。
そうなると薬などはカートの下の段に入れることになり、頻繁に腰をかがめなくてはいけないのは看護師にとって負担でもありました。 しかし、タブレットならば首から提げることもできるため、カート上段に必要なものを置くことができ、スムーズに作業ができると好評です。

【スケッチや拡大も簡単】
電子カルテには臓器テンプレートがいくつかあり、簡単にスケッチが作成できるようになっています。
タブレットならばスタイラスペンで気になる場所をマークするのも簡単です。
そのようにして添付された患部スケッチ、レントゲン写真などを、ピンチアウトして拡大できるのも便利です。

【入院患者さんとも情報共有可能】
また、ベッドサイドに1台ずつタブレットを置いてある病院も増えつつあります。
入院患者さん自身も電子カルテ上の診療スケジュール、検査結果、診療方針などを閲覧できるようになっているのです。
医師、看護師だけではなく入院患者さんとも気軽に情報共有できるというのは、タブレットならではのメリットなのではないでしょうか。



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【まとめ】
ひとりの患者さんを複数のスタッフでケアしていくには、いかにして正確かつ効率良く情報共有できるかがポイントになります。 それには電子カルテが役立ちますが、ノートパソコンではなくタブレットがおすすめです。
スタッフの負担を軽減できるのはもちろんのこと、入院患者さんにも配布して治療へのモチベーションをアップさせてみてはいかがでしょうか。 ぜひ、タブレットの活用をおすすめします。






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