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- タブレット導入には教員のスキルも重要
学校がタブレットを導入する際、教員が十分に使いこなせるスキルを身に着けているかどうかも非常に重要です。
タブレット導入にあたっては教員への教育も込みで検討することをおすすめする理由について解説します。 |
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■手ごわいデジタルネイティブ世代 今の子どもたちは生まれた時から身近にスマホ、タブレット、PCなどがある、いわゆるデジタルネイティブ世代です。 タブレットに関してもすでに家庭である程度親しんでいる子どもがほとんどでしょう。 学校でタブレットに初めて触れるという生徒でも、他に何らかのデジタル体験があるため、直感的にすぐに使いこなせるようになることが特徴です。 そのような子どもたちであるため、もし教員に十分なスキルがなければすぐに見抜いてしまうでしょう。 そうなっては、教員が授業の主導権を握るのも覚束なくなるかもしれません。 そのようなことになってはタブレットを有効活用できず、もったいない限りです。 ■教員への教育をどうするか たとえば、デジタル分野に詳しい教員が講師となって講習会を開催するというのもひとつの方法です。 一方、学校に向けてタブレットを販売している業者の中には教員への教育サービスを提供しているところもあるので、そういったものを利用しても良いでしょう。 すでにプライベートでスマホやタブレットを使っている教員も少なくないかもしれません。 しかし、学校教育の場でタブレットを教員として使用するとなると、操作スキルが高いだけでは十分とは言えないでしょう。 たとえば、ネットリテラシーに関してもしっかりと身に着けておく必要があります。 ■ネットリテラシーに関する再教育の重要性 学校教育の場にタブレットが導入されると、これまでにない新しいコミュニケーションの問題が発生します。 タブレットはいつでもどこでも、教員と生徒、生徒と生徒がつながることを可能にするツールです。 おもに文字だけのコミュニケーションになるため、対面している時には起きなかった誤解も発生してしまいます。 検索によって世界中から情報を収集し、映像や音声を使って自分の意見をプレゼンテーションできるタブレットはとても便利な学習ツールです。 しかし、一方でデジタルならではのコミュニケーションの行き違いが起きやすい点にも注意しなければいけません。 タブレットの操作は難しいものではないので、教員と生徒に操作スキルの差はさほどないでしょう。 教員が生徒に教えなければいけないのは、操作方法だけではなく、むしろこのネットリテラシーとも言えます。 これまでのネットにおけるコミュニケーションミスの事例などから学ぶべき点も少なくありません。 タブレット導入を検討している学校はまず、教員に対してネットにおけるコミュニケーションスキルをきちんと身に着けるよう指導してみてはいかがでしょうか。 タブレットはこれまでの黒板を使った授業では考えられなかったような、さまざまな授業を可能にするツールです。 しかし、その導入にあたっては教員がしっかりとスキルを身に着けておかなければいけません。 とくにコミュニケーションスキルに関しては、現実の世界以上に注意を払わなければいけないことも多いということを、まずは教員一人一人がきちんと理解しておきましょう。 ぜひ、活用してみてはいかがでしょうか。 |