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- 授業や学習に適しているタブレットの選び方と有効な活用方法
政府の方針ということもあり、学校でのIT活用が進んでいます。すでに佐賀県や東京都荒川区では生徒1人に1台ずつタブレットを配布している自治体もあります。授業や学習に適したタブレットとは、その有効な活用方法とはどのようなものなのでしょうか?
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■授業や学習に適したタブレットとは? 学校でのタブレットは、「児童が勉強に使用する」という点において、オフィス導入の際とはまた違った注意点が必要です。以下のポイントを抑え、適切なタブレットを選択するようにしましょう。 【壊れにくい】 これまでのIT教育は、パソコンルームのような閉じた空間で行われることがほとんどでした。しかし、生徒1人1台ずつタブレットを配布すれば、教科書やノートのような感覚でどこにでも持ち運ぶことが可能です。校庭、体育館、プールなどで使うこともあるため、オフィスとはまったく違う使い方が想定されます。また、低学年の児童が操作することもあり、丁寧に扱われるとは限りません。 できるだけ頑丈な製品を選ぶようにしましょう。 【大きすぎない】 IT教育がどんなに進んでも、1人にひとつずつの学習机があり、自席で授業を受けるというスタイルは当分変わることはないと考えられます。学習机の上に教科書、ノート、ペンケース、タブレットを置いて勉強をすることになるでしょう。 しかし、学習机というのはあまりスペースがありません。大きすぎるタブレットでは、落下の危険も高くなってしまうため、サイズは10.1型程度のものが便利なのではないでしょうか。 【入力が簡単】 タブレットは、電子黒板と連動させることもできます。生徒がタブレットに入力した内容を電子黒板に表示するという発表のスタイルも今後は増えていくでしょう。ノートに鉛筆で書いている感覚で、使用できるペンタブレットを選択しましょう。授業や学習にふさわしいタブレットとは、「タブレットを使っている」と児童に意識させずに、勉強に集中できる端末なのです。 ■効果的な活用方法 タブレットは、電子黒板と併用して一斉授業に使うこともできます。自身が撮影した写真や動画を共有するなど、これまでにない授業を展開する機会にもなるでしょう。従来の授業では板書が中心でしたが、電子黒板の内容は一斉配信することもできます。板書よりも「考える」ことを中心とした授業に活用してはいかがでしょうか。 また、一斉授業ではどうしても足りない部分を補完できるのも、タブレットの効果的な活用方法と言えます。教師と生徒のタブレットをネットワークでつなぐことで、教師は生徒の思考過程を知ることもできます。どこにつまずいたのか、正しく知り、適切な指導を行うことができるでしょう。生徒の理解度に合わせて、基本的な問題、発展的な問題と別々の課題を配信するのも容易です。一斉授業を基本としながらも、個別指導もできるというのはタブレットの大きなメリットといえます。 家庭との連携もタブレットでより綿密に行うことができます。電話や手紙ではなく、タブレットで悩み事を気軽に相談できるというのは、保護者の安心にもつながるのではないでしょうか。 |
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【まとめ】 いかがでしたでしょうか。学校で使うのにふさわしいタブレットを選ぶ際には、オフィスとは違うさまざまな使用状況が考えられるという点を、念頭に置きましょう。これまでにないクリエイティブかつ、きめ細やかな授業と学習を実現するために、活用してみてはいかがでしょうか。 |