液晶ディスプレイには業務用と家庭用がある!違いをわかりやすく紹介

液晶ディスプレイには業務用と家庭用がある!違いをわかりやすく紹介


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テレビやパソコン、タブレットなど、家庭でも液晶ディスプレイを使用する機会が増えてきていますが、液晶ディスプレイには業務用と家庭用があるのをご存じでしょうか。 ここでは、家庭用と業務用の液晶ディスプレイが持つ特徴と、家庭用ディスプレイを業務用に使用しない方がよい理由などについて紹介しています。



目次

  1. 家庭用液晶ディスプレイの特徴
  2. 業務用液晶ディスプレイの特徴
  3. 家庭用液晶ディスプレイを業務用に使った場合のデメリット
  4. 業務用ディスプレイを低いコストで導入する方法
家庭用液晶ディスプレイの特徴

家庭用液晶ディスプレイには、以下のような特徴があります。

明るさなどが家庭使用に最適な仕様で作られている

家庭用の液晶ディスプレイは「自宅で休日にテレビや映画を観る」「夜にパソコンを使用する」など、家庭内で利用されるシーンを想定した仕様で作られています。 リビングや勉強部屋など、少ない人数、柔らかなライトや光の下で一定時間のみ利用する際に使い心地のよい設計となっているのが、家庭用液晶ディスプレイの特徴です。

屋外や連続使用には向いていない

家庭用液晶ディスプレイには上記のような特徴があるため、業務用として使う場合は屋外では画面が見えにくく、直射日光や高温多湿な環境に弱い、長時間の連続使用への耐久性が弱い、といった点を考慮する必要があるでしょう。 こうした特徴は、家庭用ディスプレイが業務用ディスプレイに比べて価格が低い理由の1つともなっています。逆にいえば、家庭用ディスプレイとして業務用ディスプレイを使っても、使用頻度が高くなければもったいない選択となってしまう可能性もあるわけです。

業務用液晶ディスプレイの特徴

業務用液晶ディスプレイの特徴は以下の通りです。

長時間使用や屋外使用に耐えられる

業務用液晶ディスプレイは、屋外用のものであれば直射日光や防水に対応しており、屋内用のものでも24時間使用が可能で、全体的に家庭用ディスプレイよりも耐久性に優れています。

初期費用は高くてもトータルコストが削減できる

家庭用ディスプレイに比べると、業務用の液晶ディスプレイは高額であることが多いですが、導入後の使い心地や耐久性といった面から見ると、業務用を選んだ方が結果的に高いコストパフォーマンスが期待できます。 「業務用ディスプレイは高い」という言葉だけを聞くと、業務用ディスプレイを購入するのはもったいないような気がしますが、価格にはそれだけの理由があるともいえます。 もし家庭用の液晶ディスプレイを業務用として使った場合、どのような問題が起こる可能性があるのかについても、以下で解説していきましょう。

家庭用液晶ディスプレイを業務用に使った場合のデメリット

家庭用液晶ディスプレイを業務用に使った場合には、以下のようなデメリットも挙げられます。

早期に買い替えが必要となるケースも

家庭用ディスプレイに向かない条件下で使用を続けた場合、想定よりも早く寿命が来たり、故障の原因になったりしやすいものです。 せっかく初期費用を抑えて購入したディスプレイでも、ごく短期間に買い替えや修理が必要となり、結果的に高額になってしまうことのないよう注意しましょう。

映像のクオリティが劣る

業務用の液晶ディスプレイに比べると、家庭用のものは解像度が粗く、映像のクオリティが下がってしまうことがあります。 家庭用のものでも解像度の高いディスプレイはありますが、業務用と変わらないほど価格も高い場合が多いものです。

管理に手間がかかる

家庭用と業務用にかかわらず、複数台使用を想定していないディスプレイの場合、オンラインによる一元管理や一括更新といった機能に対応していないものもあり、更新や差し替えなどの管理に手間がかかることもあります。

このように、家庭用ディスプレイを業務用に転用すると、早期の故障や、希望する効果が得られない、管理に手間がかかり人件費など他のコストが上昇する、といった結果になりかねません。
「家庭用ディスプレイは初期費用が安い」というのは事実ではありますが、導入後の満足度や効果を考えれば、賢い買い物とはいえない結果となるかもしれません。
こうした点も踏まえて、業務用ディスプレイを低いコストで導入する方法についても見ていきましょう。

業務用ディスプレイを低いコストで導入する方法

家庭用ディスプレイを業務用に使用できないか、と考えたくなる大きな理由として、初期費用の高さが挙げられます。家庭用ディスプレイよりも、業務用ディスプレイの方が高性能であることが多いものです。そのため、使用するシーンによっては業務用ディスプレイの方がコストパフォーマンスに優れているのは前述した通りです。 そうした利点を加味しても、何とか初期費用は低く抑えたい場合は、以下のような方法を参考にしてみてください。

最新機種にこだわらない

ひとくちに業務用ディスプレイといっても、その価格やスペック、サイズなどは製品によってことなります。 「安かろう悪かろう」とはいえ、業種や規模によっては、最新の高スペックなディスプレイが必ずしも必要でない場合もあるのです。 例えば、屋外にサイネージとして設置するディスプレイの場合、屋外対応型であることが必須となりますが、それ以外の機能についてはシンプルでよいケースもあるでしょう。 逆に、屋内使用でも迫力のある映像を再生したい、遠隔によるリアルタイム更新がしたいなど、希望する機能をピックアップできれば、コストを抑えられる可能性があるでしょう。

使い方や用途をしっかりと考えておく

業務用・家庭用のいずれにおいても、サイズやスペックによっては価格に開きが出てきます。上記のように「必要な機能さえあればよい」と考えれば、本体費用を低く抑えることもできるでしょう。 しかし、導入後に「サイネージとして購入したが、やはりイベントなどでも使いたい」「店舗だけでなく、オフィスの会議室や待合室でも使いたい」など、使いたいシーンが増えていくケースも考えられます。 当初の目的以外に利用する可能性がある場合、一定以上の機能を持ったディスプレイを選んでおくと、後から買い足すコストを抑えることができるでしょう。 業務用にディスプレイを導入する際には、どのように使う可能性があるかについて、しっかりと考えておくことが大切となります。

相談できる販売店から購入する

ディスプレイ自体は、家庭用も業務用の両方とも、オンラインや量販店などでいつでも気軽に購入することができます。しかし、導入前に「自社や店舗でこのように使うために最適なモデルが知りたい」「導入後のトラブルを解消したい」といった相談ができるところは限られています。
特に店舗やオフィスへディスプレイを導入する場合には、導入からサポートしている実績のある販売店の担当者から購入するのがおすすめです。
業種によってこだわりたいポイントや管理の方法、コンテンツの作成からメンテナンスまで、親身になって相談に対応してもらえる上に、国内販売店なら、導入後のアフターケアも期待できます。
必要な機能を備えた最適な製品をシーンに応じて設置し、コンテンツ作成や管理までサポートしてもらえるため安心です。

上記の方法でディスプレイを選べば、結果的に「低いコストであった」と感じることができるでしょう。



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■まとめ

液晶ディスプレイには家庭用と業務用があり、それぞれのシーンに適した仕様となっているため、家庭用のディスプレイを業務用に使用する際には、耐久性などの面で注意が必要です。
屋外使用や長時間使用、映像の美しさや管理の手間を省くといった目的をクリアしたいなら、業務用ディスプレイを検討することをおすすめします。
業務用ディスプレイを導入する際には、最新機種ばかりにこだわらず、必要な機能を満たしているか、導入後の用途などについてしっかりと落とし込んでから選定することが大切となります。
業務用ディスプレイ選びで迷ったり、不安に感じたりする場合は、ぜひ当社へご相談ください。丁寧にお話を伺い、最適な製品をご提案させていただきます。






またはTEL.03-6804-6395(平日10:00~17:00)


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