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「Windows 10 IoT Enterprise」とは
Windows 10 IoT Enterpriseは、Windows 10 Enterpriseがベースとしており、ロックダウン機能のような組み込み用途 としての拡張機能が追加され、安定稼働が重視されるシステムなどの業務用機器に対応しています。 企業向けの強固なセキュリティー機能に加えて、さらに組み込み端末向けの機能を搭載し、 より高い安全性を確保できるようになっています。 例えば、ロックダウン機能によって、あらかじめ設定したアプリのみを使用する キーボード操作を無効にすることで目的の用途以外には使えないように機能を制限できます。 |
ロックダウン機能とは ロックダウン機能を活用すると、使い勝手やセキュリティを向上させることが可能です。 <主なロックダウン機能> |
特定のアプリのみ起動する専用端末にすることが可能 (Shell Launcher) |
スタートメニューのレイアウトをカスタマイズ (Layout Control) |
設定したストレージの状態を保持しデータの書込みを不可に (Unified Write Filter) |
キーボードフィルターで誤操作防止 (Keybord Filter) |
起動可能なアプリの制限 (App Locker) |
USBデバイスのアクセス制限 (USB Access) |
さまざまな場所で活用され、課題を解決! Windows 10 IoT Enterpriseは、工場や店舗、オフィス、学校などの公共機関、病院等 さまざまなシーンで活用でき、特定の用途に特化した安全な環境で課題を解決します。 |
工場・店舗 工場や店舗の組み込み端末としての長期間安定稼働 10年間機能更新プログラムは提供されないため、 組み込み端末などでは長期間安心してお使いいただけます。 |
学習塾・学校 学習塾や学校など不特定多数による利用の設定制限 不特定多数の人が利用する場合、ユニファイドライトフィルター機能で端末の利用制限や、端末に加えられた変更を起動ごとに初期化できます。 |
小売店 小売店での業務切り替えが可能 店舗スタッフ用と管理者用でアクセスを分けて実行できます。 また、書き込み禁止にして読み取り専用にするなど、安全な運用が可能です。 |
病院 病院などでの情報持ち出しリスクを回避 USBアクセス制限機能により、特定のIDを持つUSBデバイスのみの接続を許可することで 不正な医療情報の持ち出しを防止できます。 |
飲食店 飲食店でのお客様の誤操作を回避 お客様が直接操作するオーダー端末では決められたアプリのみを起動可能にします。 その他アプリの起動や設定変更などを抑止できます。 |
店頭・受付 店頭での広告表示、病院の受付などでの安定した表示 Windowsの警告やアプリの通知を非表示にできるため、 サイネージ用途の専用端末として確実に動作させることができます。 |
アップデートサイクルについて OS WindowsR10 IoT Enterprise 2019 LTSC (64bit)を搭載しておりますが、 Long-Term Servicing Channel (LTSC)はリリースから10年間、機能更新プログラムは提供されず、品質更新プログラムのみを受け取ることができる サービス提供モデルです。(月1回更新) このため、新機能の追加が不要で、OSの固定化を行いたい場合に有効であることと アップデートの都度発生する評価・更新作業の負担を軽減できます。 |
搭載機種 |
TW2A-E9LT 10.1型タブレット |
注意事項 当社製タブレット「TW2A-E9LT」に搭載のWindows 10 IoT Enterprise for Tablets OSは特定用途向けとして、利用シーンに制限があります。 一般OA用途での使用は不可のOSとなり、POS/サイネージ/工場制御関連/医療用途/その他組込用途やシンクライアント端末などの業務用途での使用向けとなります。 このため、メジャーアップデートが無く、特定用途で長期的に安定してご利用可能です。 また、「ユニバーサルアプリのプリインストール」「Windows Store」「Cortana」などの機能は使用できません。 ※「Edgeブラウザ」はTW2A-Z9LTではご利用いただけませんでしたが、TW2A-E9LTではご利用いただけるようになっております。 |