難病のお子さんへの院内学習にタブレット導入

難病のお子さんへの院内学習にタブレット導入


長期入院しているお子さんにとって学習の遅れは深刻な問題です。
病院としてもさまざまな学習支援を行う必要がありますが、治療とのかねあいもあるほか「転校したくない」など、お子さん自身の希望もあるでしょう。
そこでおすすめしたいのがタブレットの活用です。タブレットによる学習支援について解説します。

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■入院中の学習の場

長期入院中のお子さんやその保護者にとって、学習の遅れは非常に気になる問題です。
たとえば、病弱・身体虚弱特別支援学級という通称「院内学級」を設置している病院などもあるので、そういったところで勉強を続けるというのもひとつの方法でしょう。
しかし、すべての病院で院内学級を開設できるわけではありません。
また、院内学級があったとしても、そこで学習するためには基本的に転校が必要となります。
入院中もクラスの先生や友達とつながっていたいというお子さんにとっては、たとえ勉強が続けられるとしても好ましくないものでしょう。 家庭教師などにお願いして個人的に勉強を続けるという方法もあります。
しかし、これは家庭にとっては大きな負担です。治療費や入院費もかかるなか、家庭教師までお願いできる家庭というのはけっして多くはないはずです。



■タブレットによる院内学習

以上のように入院中のお子さんが勉強を続けるというのは、これまでは大変難しいものでした。
そのような状況を大きく変えつつあるのがタブレットです。 タブレットを入院中のお子さんに1台ずつ配布すれば、それぞれが自分のペースで院内学習を進めることも可能になりました。
これまで子どもの入院患者の少ない病院などは、院内学級を開くのは難しいものがありました。
しかし、タブレットを使用すれば、たった一人のお子さんのために学習環境を整えることもできるのです。 お子さんの入院を受け入れる可能性のある病院は、一度、検討してみることをおすすめします。


■タブレットを使用するメリット

タブレットを使用した院内学習には数多くのメリットがあります。
まず、タブレットは場所を取りません。特別な学習スペースなどを新たに作る必要もなく、コストをかけずに導入することができるのは魅力的です。
また、入院中のお子さんは日々検査などもあり、それぞれが違うスケジュールで生活しています。
もし、院内教室があったとしても一斉授業は難しいというのが実際のところです。しかし、タブレットならば各自のペースで好きな時に勉強することもできます。

さらに、タブレットはコミュニケーションツールとしても優秀です。
今は離れ離れになっているクラスメイトともいつでも気軽にメッセージのやり取りをすることもできるでしょう。 映像や音声のやりとりも簡単ですし「クラスの一員」としてお互いを認識し続けるツールになるはずです。 退院後にクラスになじめるか不安に思うお子さんも少なくありませんが、タブレットがあればそのような心配も解消できるのではないでしょうか。

長期入院中のお子さんの学習支援にタブレットは大いに役立つことは間違いありません。
勉強はもちろん、クラスメイトとのコミュニケーションツールにもなるなど、そのメリットは少なくないのです。
ぜひ、活用してみてはいかがでしょうか。







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