電話機をなくしタブレットでサービス提供

電話機をなくしタブレットでサービス提供


客室の電話機を撤去するホテルが増えているといいます。
外に電話をしたくなったとしてもスマホがあればなんとかなるでしょう。
しかし、気になるのがフロントとのやりとりです。
電話機を廃止したホテルなどの場合、フロントとゲストをつなげているのはタブレットです。
一体どのようにタブレットが利用されているのか見てみましょう。

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■客室の電話機は本当に必要か?

これまでホテルの客室には必ず電話機が設置されていました。
客室の電話機は、外部への電話はもちろんのこと、フロントとの連絡手段としても欠かせないものだったのです。
しかし、いまや誰でもスマホや携帯電話を持っている時代になりました。 どこかへ電話をしたくなったら自分のスマホや携帯電話を使えば事足りますし、わざわざホテルの電話機を使う人は非常に少ないといっても過言ではありません。

しかし、ここでひとつ問題になるのがフロントとのやりとりです。客室から電話機が撤去されてしまったら、フロントに何かを頼みたいときにはわざわざロビーまで行かなければいけないのでしょうか?


■タブレットでフロントとの連絡もより便利に!

客室から姿を消した電話機のかわりに登場したのがタブレットです。
ホテルの客室タブレットというと館内案内や観光情報を閲覧するためのマシンと思っている人も多いかもしれませんが、それは間違いです。 もちろんそういった機能もありますが、タブレットはフロントとの連絡ツールとしてこれ以上ないぐらいに役立ちます。

フロントとの連絡には内蔵カメラを使用してテレビ電話のようにタブレットを使うというのもひとつの方法です。 もちろん、客室でくつろいでいる姿をフロントスタッフに見られないように、ゲスト側がかカメラをオフにしておくこともできるでしょう。

また、タブレットならばチャット形式で会話することもできます。
面と向かってはなかなか言い出しにくいような事柄でも、チャットならば伝えやすいということもあります。
また、チャットならば履歴も残るので、後で「いった」「いわない」のすれ違いになる心配もないでしょう。

さらに、タブレットならば日本語、英語、中国語、韓国語はもちろん、世界の主要言語に対応することもできます。
通訳スタッフを雇う余裕がないものの「もっとインバウンド観光客を受け入れたい」と、考えているホテルであれば見逃せません。

■顧客管理も便利に

もし、客室の電話機が古びてきていて「そろそろ新しいものに変えようか?」と、考えているならば電話機ではなくタブレットを購入することをおすすめします。 タブレットならば予約時に該当ゲストのこれまでの宿泊履歴、レストランで注文したメニューなどを表示させることもできます。 1人1人のゲストの好みをより細かく理解して、喜んでもらえそうなイベントの案内を送付したりすることも可能になるでしょう。タブレットは顧客管理をより正確に行いたいホテルにもおすすめです。


■レジもタブレットにおまかせ

電話機からタブレットに変更したとしても、客室とフロントの間の連絡手段がなくなってしまうわけではありません。
むしろ、より手軽にフロントのサービスを利用できるようになるのです。 限られたスタッフで経営している小さなホテルほど、タブレットを利用することで大きなメリットを得られると言えるでしょう。



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【まとめ】
いかがでしたでしょうか。「外国人観光客にわかりやすいメニューを提供したい」というのがきっかけだったとしても、タブレットは電子メニューだけにとどまらない、さまざまな活躍をしてくれること間違いなしの端末です。 電子メニューと連動して会計を行うこともできますし、売れ筋メニューの把握などにも役立つこと間違いなしです。 とくに外国人観光客の多い飲食店は、どんなメニューが人気なのかいまひとつ予想できないこともあるでしょう。 ぜひ、タブレットを使って日々の売れ筋から月間売上までを厳しくチェックしつつ、経営戦略を立ててみてください。

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